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【厳選】最高に面白いおすすめのファンタジー小説33選。日本の傑作から海外の名作まで大集合!

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皆様はファンタジー小説は好きでしょうか!
剣や魔法が出てきたり、エルフや妖精が登場したり、読んでいると子供の時のワクワク感が蘇ってきますよね!

そこで今回はおすすめのファンタジー小説をご紹介させて頂きます。

今回取り上げたのはKindleでも読めるものやそうではないもの、日本の作品から海外の作品まで幅広く取り上げさせて頂きました!

では、早速ファンタジーの世界を楽しんでいってください!!

グインサーガシリーズ


栗本薫による単行本は139巻、外伝は26巻まで書き綴られた超長編のヒロイックファンタジー小説です。
ストーリーとしては豹頭の主人公グインが、当人も記憶喪失で何もわからないままキレノア大陸に現れたが、偶然にも王国の双子の王太子を助けることになり、そこから国家同士の深い陰謀に関わってくる・・と言った感じで話が進みます。

とにかくおもしろいと言えるのは、なぜ”豹頭”なのか、なぜ”核戦争後のように汚染された土地があるのか”、”一体この人はどんな秘密を隠してるのか”、”この国の地下深く隠されてる装置は何”といったように、謎のオンパレードで話が進みます。
巻を読み進める程に徐々にその答えが断片的に解き明かされていくので、読むスピードがどんどん進むことになります。

但し、残念ながら栗本薫は本シリーズの執筆中に亡くなってしまい未完で終わってしまっているので、すべての謎までは明らかになっていません。
それでもこの小説は日本のファンタジー小説の金字塔だと思うので、是非お勧めします。

霧のむこうのふしぎな町

児童向けの小説とは思えないほど、心に残る一冊です。
主人公リナが過ごす、ちょっと風変わりな夏休み。
不思議な人達に囲まれて毎日を過ごしているうちに、少しづずつ大人になっていくリナ。想像されたファンタジーの世界でのお話ではないところが、とても身近に感じるのではないでしょうか。

長くはないストーリーの中に、子供の頃に感じる不安やわくわく、寂しい気持ちや嬉しい気持ちが全部つまってます。
ファンタジーというと外国のものを思い浮かべると思いますが、日本のファンタジーなら絶対このお話です。

読み終わったあともほんわかした気持ちになります。
意地悪な人にもいいところを見つけられる、そんな小さな主人公にいろいろ教えてもらえる素敵な本です。

機動城砦サラトガ

機動城砦サラトガは、文字通り動く城砦。そのなかで繰り広げられるお話です。
戦闘あり魔法あり。もちろん手に汗握るシーンも。
展開としてはシリアスなのですが、所々に惜しみなくギャグシーンが散りばめられていて、それがガス抜きになるというか、良い笑いを誘います。
そして、キャラクターがいちいち立っています。
個性的なキャラクター大集合。

いちばん普通というか常識的なのは、主人公のナナシではないでしょうか。
ヒロインのマリスは剣姫さま。激強いのですが、どうやら天然の気配が漂っています。
私のイチオシキャラクターは、キリエという、貧乳ながらもナイスバディの女性です。
ギャグパートは彼女が担っているところが多いような気がします。素で。
まだ1巻が出て、間もないのですが、今から2巻が楽しみです。

ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)


なんといっても壮大なスケールが素晴らしいです。
主人公だけでなく、個性豊かな登場人物達のそれぞれのストーリーもとても面白く描かれています。

最初は穏やかでホッコリとするホビット達の前に、突如降りかかってくる闇の力。

ワクワクする冒険の始まりとは違い、幽鬼の登場で一気に恐怖と壮絶な旅が待っていることを思い知らされます。
旅が進むに連れてホビット達が出会う様々な種族や動物達、自分自身が人間なのに、何故かホビットに重ねてしまいました。

自分の中にある想像を思いっきり膨らませて、読み進んでいくのはとても楽しいです。
このシリーズに通ずる本も出ているので、この世界観にどっぷり浸ることも出来ます。

殺竜事件

不死身のはずの竜が殺されたという設定がまず面白い。
一見不可能に思えるはずのことも、謎が解き明かされていくにつれてありえるかもしれないと思わせる作者の手腕が見事。

それにEDというキャラの変人さも最高。弁が立つキャラってやっぱりかっこいいです。
容疑者と思わしき人物たちに話を聞きにいく主人公たちでしたが、相手は揃いも揃って曲者ぞろいでした。
竜を殺すことが可能な力を持った戦士などもいて、最後の最後まで私は犯人の正体や真相が分かりませんでした。

とにもかくにも竜という存在があまりにも強大すぎて、一体どういう人物なら殺せるんだろうと真相が気になって一気読みしてしまいました。
ファンタジーの設定をベースにしているけど、解決自体は合理的であり、本格ミステリーだと感じます。

ロードス島戦記

緻密に設定されたストーリー、ロードス島という呪われた島で起きるあらゆる物語が胸躍る内容でした。
物語の登場人物もそれぞれが個性的で尚且つ魅力的、主人公である青年の成長期でもあります、主人公は物語の登場人物の中でも一番強いというわけでもなく人間では上から3~5番目くらいでしょうか、昨今の主人公が一番強い、最強という感じではありません。

単純な個人の強さだけではなくて仲間との絆、共闘、結果得られる物をリアルに感じることができます、基本的にはダークファンタジーの部類に入るとは思いますが登場人物のほとんどに物語があり救いがあります。

長編物語の部類に入ると思いますが飽きることなく読みつくした作品です。
熱い恋愛要素もありますのでその辺りが好きな人にもおすすめできます 寿命が違う物同士の恋の結末がとても感動的でした。

新本格魔法少女りすか

魔法を使ったバトルが面白いです。
ただのバトルではなく、いかに相手を出し抜くかといった頭脳戦や心理戦が見ものです。
最初に戦った魔法使い影谷は称号を五つも持っている厄介な相手です。

どういった能力を持っているのかを見極めるまでの過程、そしてどのようにして打ち破るかといった策が面白かったです。
魔法自体もありきたりなものではなく、いろいろと捻ってありました。
主人公は十歳の少年、供犠創貴と魔法使いの少女、水倉りすかです。

この供犠という少年が子供とは思えないくらいの頭の回転の速さと野心を持っているのです。
他人を駒扱いするところにもその傲慢さが現れています。とはいえ子供らしい一面もあり、そこが魅力的な部分でもあります。

果てしない物語

映画ネバーエンディングストーリーの原作である本作は、夢のあるファンタジーとはうって変わり読者を巻き込んで展開するダーク要素の強いそのストーリーで本当に魔法を感じさせてくれる。

もしかしたら、これを読んでいる自分もストーリーのうちなのではないか。そんな不安すら感じる。

本の装飾もまるで魔導書のようで、子供心にただならぬ雰囲気を感じ夢中で読み進めたのを覚えている。
いじめられっこの少年が別世界の住人達と世界を救おうとする姿と、虚無という存在には恐怖すら覚え夢の世界の崩壊が、まるでこの世の終わりかのように迫っていくのだ。

また登場人物の個性豊かであり、不気味な容姿でありながらも魅力的な活躍をしていく。絶望と希望の間で葛藤する主人公を思わず応援したくなるような、展開は常にドキドキの連続であり、子供にも大人にもお勧め出来る作品です。

精霊の守り人


この小説はファンタジーなので架空の世界の話です。
ですが、食べるものや時間の単位、世界の中の国の特徴の違い、人物像など細部に至るまでしっかりとした世界観が設定されているので、説得力があるところがまず素晴らしいところです。
もう一つは人物がとても魅力的です。主人公はもちろん脇役に至るまで、脇役のサイドストーリーが作れるくらい魅力的な人物像なんです。
この物語の主人公は30歳前後の用心棒の仕事をしている女性です。

この人がある国の皇子を助けるところから始まります。
私が何度もこの本を読みたくなる理由が、この皇子との関わり方やストーリーから勇気や元気をもらえるからです。

甘やかすわけでもなく、厳しくするのでもなく、絶妙な関わり方にいい大人に出会うことはすばらしいことだと改めて感じますし、憧れもします。子どもから大人までさまざまの年代の人にぜひ読んでもらいたい一冊です。

無職転生

高校時代のイジメを苦に親の葬式当日まで引きこもってネットしていた主人公が怒った兄弟たちにフルボッコにされ着の身着のまま追い出され、トラックに跳ねられそうになったリア充カップルを助けようとして死んでしまった!と思ったら異世界に転生していたという今までにない出だしで物語が始まります。

今の日本では誰の身近にも存在しうるニートが主人公なので最初から面白く読み進められました。
そして、誰もが体験したことがあるであろう挫折や苦悩を言い訳に逃げ続けていた自分の前世に後悔する主人公に自分を重ねる事があり、かなり感情移入して読んでいました。

シリアスなだけではなく、ちょっとエッチでコミカルなギャグパートも盛り沢山なので、サクサク気持ち良く読めました。

ネバー・エンド・ロール

物語の舞台は近未来の札幌なのですが、その札幌だけが巨大な壁でぐるりと覆われて外部との接触が出来ないようになっているというのが、今まで私の読んできた小説には無かったので新鮮でした。
この物語の最大のポイントは『時間を遡る少女』と『時間の流れにそって生きる男性』のそれぞれの思いです。

男性は少年時代に出会った不思議な少女に恋心のようなものを抱いたまま、忘れられずに未来に向かって生き続けます。

しかしそれとは逆に、少女は未来から時間を遡ってきます。
自分が生きてきた場所、時間、人間関係の全てを捨てて、何があっても過去を振り返らずに前だけを見て時間を遡っていきます。
その2人の思いがとても切なく、自然と涙が溢れてきます。
どんなことがあっても前に進んでいく強さを教えてくれるような小説です。

後宮小説

古代の中国を舞台に描かれる奇想天外なストーリー。
話は架空の王朝に訪れる危機を舞台として展開します。
主人公は、古代中国らしくというか、貧しい家に生まれた少女。彼女が弱小国の後宮にとりたてられるようになった所から怒涛のストーリーが始まります。
彼女は後宮に入り、天子のために色んな事を教わりつつ成長します。
やがて、この王朝は、隣国の総攻撃を受け、あえなく大敗を喫して、亡国の危機に陥ります。
そんな時、便りにならぬ男性軍を尻目に、後宮の女性たちが立ち上がり、敵に立ち向かうという話です。

この作品は、第1回のファンタジー・ノベル大賞を受賞しており、また、すぐにTVドラマ化もされています。
ディズニーなどにも、中国が舞台の作品はあるが、小説として、少し違った価値観の世界で起こるファンタジーにひたるのもよいものだと思います。

本好きの下克上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

異世界ファンタジーと言っても指輪物語系列ではないようなので、エルフとかの異種族は出て来ません。
代わりに、食品に魔獣に魔木、神々、独特の階級等、オリジナルな名前が多数出てきます。
登場人物に至っては、余裕で百名を超えます。

読んでる内に自然と覚えられるので、心配はいりません。

スレイヤーズ

ファンタジーの王道といえる作品です。
キャラクターの個性も強く、一人一人が生き生きとしています。
数々の魔法や魔法道具、魔族やドラゴンとわかりやすいファンタジーです。

作品のテンポもよくサクサクと読めてしまう作品で、字数が少ないため細かい設定や世界観。伏線のかずは少なめで、読者の想像力でカバーしなくてはいけない部分が多いため、重たい読み物が好きな人には向かない作品ですが、初めてファンタジー小説を読む小さい子におすすめの小説です。
言ってしまえばファンタジー小説の入門書という感じです。

巻数は多いですが、文庫本として販売されているため、低価格で購入が可能です。
また、何作かアニメとして放映されており、長く愛されている作品でもあります。是非一度、読んでいただきたい作品です。

蜘蛛ですが、なにか?


最も面白いと思ったのはRPG的な要素をふんだんに盛り込んでいる所です。
この作品は普通のファンタジー小説とは違い、「ステータス」「レベル」「スキル」「進化」といったRPGの概念を作品内にそのまま登場させています。

キャラクターがレベルアップや進化をすると文字通りステータスも上昇し、新たなスキルを獲得し、出来ることがどんどん増えていくのです。
物語の進行に合わせてどんどん強くなっていく主人公たちを見ていると、あたかも他人のプレイしているRPGのゲーム実況を見ているような感覚に陥ります。
「このキャラがこれ以上強くなったらどうなるんだ?」「このスキルを獲得して鍛えていくとどうなるんだ?」

そういった疑問や期待が次々と湧いてきて、読み進める手が止まらなくなる作品です。

ハリー・ポッターと賢者の石

人間界で虐げられた子供は実は有名な魔法使い。
魔法の世界で学校に入り色々な仲間に出会い、自分の出生や家族の秘密、巨大な敵との闘い、親愛なる人の死、最後に明かされる真実。

こんなにもたくさんの内容が詰まっていて、伏線もしっかり回収しているファンタジー小説はないと思います。
やはり主人公のハリー・ポッターが成長していきながらも少年の思春期らしく悩み、恋をし、友情を育み、試練に闘うというストーリーは読んでいて魅了しました。

特に人間の成長を書いてありますがファンタジーを全面に押し出しているので夢中になって読めるし、主人公に共感する部分もあることがポイントです。本が苦手な人は映画から入ってほしいです。
本の内容を忠実に再現しているので映画見たら本を読みたくなると思います。

メルティの冒険


これはかなりマイナーな作品であり、知っている人のほうが少ないと思っております。
ですがストーリー性が非常に魅力的であり、理解をしやすい内容となっているので自分としてもほんとうにお気に入りの作品となっております。

主人公のメルティは少女であります。
ですがかなり豪腕の持ち主であり、岩なども軽々ともちあげることができます。
人々からは英雄などと称されておりますが、本人はそれが非常にコンプレックスでありました。

村からかなり離れた距離にある何でも願いがかなう泉があり、メルティは仲間を引き連れて旅にでます。
そこで盗賊に遭遇をしたり、モンスターバトルしたりドラマを繰り広げていく内容となっております。
めっちゃおすすめです。

獣の奏者

「勇気ある少女の姿を描く一冊」という言葉しかないです。
母を失い、1人で生きなければならなくった少女エリン。
「人間の生き方もあれば」「森の中の動物達にも、それなりの生き方がある」それをどのように、共感しながら乗り越えていくのか、「どうすれば動物にわかってもらえるのか?」と少女は考えます。
確かに人間のやっている事は時には残酷というものあります。

ですが、それも私達の世界にとっては必要なこと。
「人と動物」をわかりあう、勉強になるようなファンタジーです。
感動・残酷・試練・考え方というものがMIXされた、色々な場面から物事を考えることができる1冊だと思います。
ファンタジーを読んだことがない大人の方は是非1度手に取って読んでみてください。

ライラの冒険シリーズ

先が読めない斬新なストーリー構成です。
主人公のライラは嘘つきで、あることないこと言いまくり大人やクマまで騙します。
もう一人の主人公ウィルはなんと人殺し。二人の少年少女が大人でも乗り越えられないような壮絶な冒険をします。

勇敢で正義感があっていい子が主人公ではないところがまたポイントです。
この二人が身を焼くような苦しい経験をしながら子供から大人になっていく「心」の成長を描いた物語だと思います。
大人が読んでも考えさせられる部分がたくさんありました。

児童文学とは思えないほど濃厚で読み応えのある作品です。

魔性の子

物語、キャラクター、雰囲気、世界観、文体。全てにおいて、小野不由美氏は最高だと思います。
この作品の始まりは、まるでホラーのよう。それでもホラーではなくしっかりファンタジーです。

納屋の影から少年を手招きをするその手の描写や、彼の周りで起こる出来事の数々は、背筋が凍るほどで、怖いのにページをめくる手が止まらない。
何となく、心霊現象ではないとわかるので、余計に怖さを感じます。

やがてその謎は解けるのですが、やはり霊のせいではなく、かといって人でもない。
この世界ではない別の世界で生まれ、こちらへ流れ着いてしまった少年と、その少年の担任教師とでは住む世界が違うのだと、その担任教師につきつけるような終わり方はしかし、悲しみよりも哀しみを持って迫ってきます。

この作品の後、主人公を別の少女に据えて「十二国記」というシリーズが展開します。
最初は出版社も違っていたので、この作品はそのシリーズに含まれませんでしたが、近年、新たに十二国記が出版されるに当たり、シリーズの最初の1冊として位置づけられので、大変嬉しいです。

改行が殆どなく、漢字も多用されていてぱっと見は読みにくそうですが、作者の筆力が全く読みにくさを感じさせません。
それどころが、ぐいぐいと引き込まれるストーリーと魅力的なキャラクターに、心を鷲掴みにされてしまいます。
人間への愛と人間の哀が見事に描かれた物語だと思います。

世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

村上春樹をファンタジー作家と呼ぶかどうかは議論の呼ぶところですが、この「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる世界観はまさしくファンタジーだと思っています。

特に「世界のおわり」の章に出てくる世界観はとても不思議な世界でまさに体験してみたいような世界観になります。
他のファンタジー作品と違うのははっきりとストーリーを追う物語ではなく村上春樹のふわふわとした世界観を味わう作品であること。
そして読み終わった後にいろいろと考えさせられる小説になっていることです。

面白かったという感想でる内容ではありませんが、この小説を読んだ後内容を知っている人と語り合いたくなる一冊だと思っています。私はファンタジーとしてもこの小説が好きだし村上春樹作品としてもこの小説が一番好きな小説です。

光の帝国

恩田陸著の作品。ちょっとした超能力を持っている一族のオムニバス形式の話です。
少し不気味な能力を持っていたり、意外と日常生活にいないようでいるような、不思議な感覚をあとに引きます。
正直一度読んでも?が浮かんでしまう不思議な話ではあります。
何度か読んでいく内に切ない戦いに身を置いている家族や、闇の部分に取り込まれている人達の姿など読み説くとそういうことかと納得する部分がある作品だと思います。

短編集の中には続編で長編の小説も出ているので、気になるものは続編を読む事で更に世界観に引き込まれていきます。
特にオセロゲームというタイトルは見えない敵と戦う家族の話で読んでいてハラハラさせる場面もあり楽しめる内容です。
一つ一つは短い作品ですが読み応えのある一冊だとおもいます。

ナミヤ雑貨店の奇蹟

現在と過去が繋がる心温まる話です。
盗みを働いた三人組が身を隠すために空き家に入ると、誰もいないはずなのに手紙が投函されるという事態が起きます。気まぐれに手紙に返事を返すと、なぜかすぐにそれに対する返答が投函され、三人は混乱します。
そうして家の中を調べるうちにかつては悩み相談を請け負っていたことが分かり、家の中と外では時間の流れが異なることに気づきます。三人の現在と悩みを持つ人たちとの過去が交差し、ナミヤ雑貨店にまつわる謎が徐々に明らかになっていきます。

どうして過去と現在が繋がっているのかも分かるのですが、ミステリーというよりもファンタジーな要素が目立つ作品です。
一応ミステリー要素もありますが、作品の見どころは過去と現在が繋がることによる人々の心の変化だと思うのです。
読後感も非常に良く感動的でした。

ソウルドロップの幽体研究

「生命と同等の価値あるものを盗む」怪盗ペイパーカット、調査員の伊佐俊一と千条雅人の三人を中心に物語は進みます。
このペイパーカットは非常に謎めいており、見る者によって別の姿に見える現象が発生しています。
しかもその人が大切にしているものを盗んだだけで、人が死んでしまうというから驚きです。
ですがこの作品はただファンタジー要素を散りばめているだけでなく、れっきとしたミステリー小説でもあるのです。

ペイパーカットと事件はどう繋がっているか、あるいは関係していないのか、ストーリーが進むにつれて段々と明らかになっていきます。
ファンタジーとミステリー、それにキャラクターの魅力が絶妙に融合した小説だと私は思います。

The Book

『ジョジョの奇妙な冒険Part4ダイヤモンドは砕けない』をテーマにした乙一さんのノベライズ小説です。
スタンドという不可思議な能力が出てくる話ですが、本作はどちらかといえばミステリーの要素が強いです。
冒頭からかなり惹かれる事件が始まります。家の中にいるのに車に引かれたかのような女性の死体を発見した広一と露伴は、ヘヴンズ・ドアーの能力で犯人らしき人物の手がかりを得ます。

この事件をきっかけに様々な人物の思惑が絡む不可思議な物語がスタートするのです。
根底にあるのがスタンドというファンタジー要素満載の能力であるため、普通に考えていては謎は解けません。
どのような能力が使われているか、それを推理するのが楽しいのです。

能力を推理できるだけの伏線はしっかりと散りばめられているため、感の鋭い人は能力を見破れるかもしれません。
ですが能力が分かっても、物語の魅力は一切半減しないのがこの小説なのです。

紫骸城事件

古の魔女リ・カーズと宿敵オリセ・クォルトの最後の戦いの場となった紫骸城、300年の時を経てからは限界魔導決定会の会場として使われていました。
世界でも最高峰の防御呪文を持つニーガスアンガーが城にやってきた瞬間に殺されるという事件が発生、その後も次々と魔導師が殺されていきます。

もう世界観からして面白く、誰がどうやって殺したのかをミラル・キラルという双子の姉弟とフロス・フローレイド大佐の三人がメインとなって動いていきます。魔術の設定や紫骸城の仕組みなどがしっかりとしているため、事件の謎自体も納得できるものでした。

そしてなんといってもミラル・キラルのキャラが立っています。この二人は狂気に満ちていて、登場人物の中で一番危ない奴でした。魔術の雰囲気が良い作品でした。

グリーンレクイエム

「グリーンレクイエム」を初めて読んだのは小学生の時でした。
よくある恋愛ものかと思っていたら、宇宙人のお話し?!とても意外でした。
そして、読み進めていくうちに本当にありそうな設定だったため、ついついお話にひきこまれてしまいました。
緑の髪の少女がでてきますが、ではどうして自分の髪は黒いの??と疑問もって調べた記憶があります。

漫画化されており、小説のみではなく子供も読めること。
「光合成」という言葉も「自己防衛」という言葉もこの小説から学んだ気がします。
初めて読むファンタジー小説に最適なのではないでしょうか。

安楽椅子探偵アーチー

文字通り安楽椅子な探偵のアーチーが大活躍する話です。
椅子なのに喋り、推理するという変わった設定で、助手役が子供であるため、事件自体は殺伐としたものではありません。
しかし推理はしっかりとしたもので、大人が読んでも楽しめるものになっています。

安楽椅子が安楽椅子探偵になるというだけでも心惹かれるのに、事件も推理の過程も面白いなんてすごいと思います。
また安楽椅子のアーチーと小学生の衛の関係性もステキです。

純粋な子供が主軸に置かれているためか、全体的にほのぼのとした空気が漂っており、そこもいいんですよね。
魔法が出てくるわけでも怪物が出てくるわけでもありませんが、こうしたほのぼのとしたファンタジー要素も良いものだなと思います。

新世界より

世界観がスゴイです!
ファンタジーって世界観がけっこう重要だと思っていて、雑な作りだとうまく入り込めなかったりするのですが、これはバッチリ。
独自の世界観があって、完璧なんです。上中下巻と分厚くて読むのが大変そうですが、ハマったら一気に読めちゃいます。

舞台は人口が激減した日本で、みんな呪力と呼ばれるサイコキネシス的能力を使うのですが、ひとりひとり特性があって、それも面白いです。
また、けっこう謎のある世界で、それを主人公たちとともに解き明かしていくのはワクワクします。
そして、ファンタジーだけどけっこう残酷というか、人がけっこう殺されたりとなかなかショッキングな内容もあります。
それが刺激的でまた読んじゃうんですよね。

ダレン・シャン

濃厚なダークファンタジー。吸血鬼の魅力や世界観がとても良い。

主人公ダレンシャンの成長、師匠クレプスリーとの関係性、元親友スティーブとの対決など、登場人物の魅力も尽きない。
夜中に親友と二人、こっそりサーカスを見に行くと⋯⋯といった始まりから、吸血鬼の戦いに巻き込まれていくダレンの葛藤や成長はとても良い。

子どもであるダレンを優しく、厳しく見守る、クレプスリーを始めとした大人たちや、親友ハーキャットと心を通わす様も微笑ましい。
敵も味方も戦いの中で容赦なく死んでしまうが、その死に様に無駄なものは決してない。運命というものの考え方が独特で、とても引き込まれる。
漫画化もした有名な作品だか、色褪せない魅力がある。

しゃばけ

江戸を舞台に妖に囲まれて生活している賢いけれど病弱な若旦那と、そんな若旦那のことが世界の何よりも大切な妖たちの謎解きファンタジー小説です。日本にはこんなにも妖がいたのかと驚きます。

なにより、その妖一人ひとりが全く怖くなく、皆無邪気で、それぞれに良いキャラクターを持っていて、可愛らしく描かれているので、シリーズを読み進めると自然に妖が好きになっている自分に気が付きます。

そしてそんな妖たちは若旦那が大好きなわけですが、中でも体の弱い若旦那の日々のお世話をしている白沢と犬神の2人の兄やたちの若旦那愛がとても微笑ましいのです。

1にも2にも3にも4にも若旦那が大切で、過保護に過保護を重ねる兄やたちの姿が、笑いを誘い、心をほっこりとさせ、時には目をうるませてしまうのです。
この作品は日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、現在15作目まで出ている人気作ですが、巻を重ねるごとに若旦那も成長していっているので、彼の成長を見守るのも楽しみの一つです。

烏に単は似合わない

私は文庫本で出会ったのですが、すごいの一言です。
八咫烏が治める山内という世界を中心としたファンタジー小説のシリーズものの、第一弾です。

次の金烏(支配者)となる若宮の后を選ぶべく、東家・西家・南家・北家(以上四家)から姫たちが集められたが、そこで次々と不可解な事件がおきていく...。
ミステリーの要素を含みながらも、山内内の四家と宮家の勢力争いも描かれている、サスペンスにも近い内容。

いっこうに姿を見せない若宮にいらだちを見せながら、女同士の戦いが繰り広げられていきます。
とはいえ、ここは女性がメインのお話。きっちり純愛ものではあります。最後の5章は何度も繰り返して読みましたが、真意を理解したときには鳥肌が立ちました。

デルフィニア戦記

武器は剣や槍、移動は馬という中世のような世界観が素敵です。
そしてなによりキャラクターの魅力。1巻は放浪の戦士というタイトルがついているとおり、王座を追われた王様が、逃げのびる途中で不思議な少女に助けられ、二人で放浪しながら王座奪還を目指すというストーリーなのですが。

実は少女も戦士です。見た目13~4歳の絶世美少女が戦士。二人の戦士が放浪するから放浪の戦士。しかもすごく強い。
力だけなら若獅子のような王様にも負けていません。

少女の細腕が巨体の軍人を投げ飛ばしたり、身軽さを駆使して城壁をよじ登ったり。型破りな彼女の力と頭脳が、常識はずれな作戦も面白いくらいに成功させていく様が痛快です。
仲良くなってからのふたりの掛け合いも軽快でテンポよく、思わず笑ってしまいます。全18巻で読み応えもばっちり。大好きな作品です。

まとめ

いかがでしたでしょうか!!
文字を読みながら、物語の世界観を想像して楽しむことができるファンタジー小説って本当に面白いですよね!
読んだことがなくて興味がある作品があったらこの機会に読んでみても良いかもしれませんね!

逆に小説って文字ばかりで読みづらいという方は映画から先に見ても良いかもしれません。
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無料で1ヶ月間お試しできるので、その期間だけで一気に見るのも手ですね!


追記 SF小説も書いたのでそちらもどうぞ!